XenServer 5.6FP1がリリースされました。
新機能は、、
XenServer 5.6 FP1では、まず、デスクトップ仮想化でのパフォーマンス向上とストレージコストの削減を行える「IntelliCacheテクノロジ」を新たに搭載した。これは、仮想デスクトップ環境におけるディスク書き込みの約8割を占め、パフォーマンス低下やストレージ容量の多大な消費を引き起こす、一時的なデスクトップの読み書きを、ローカルサーバーのHDDや、高速なSSDに移動させる技術で、高価なストレージの必要容量を最小限にとどめられるという。
ほほぉ、、
また、サーバー仮想化において、ネットワークの集中管理や耐障害性向上を実現する「分散仮想スイッチ(DVS:Distributed Virtual Switch)コントローラー」、「オープン仮想スイッチ(Open Virtual Switch)」の両機能が採用された。これらの機能を利用すると、XenServerのネットワーク層の可視化と、データセンター内またはクラウドへの仮想マシン移行を追跡し、きめ細かなネットワークの設定や制御ポリシーを、移動先のサーバーでも従来どおりに提供できるとのこと。
気になったのは、、
このほか、仮想マシンのディスクやメモリを自動スナップショットによって保護し、そのイメージをストレージへアーカイブする機能や、担当者に管理権限を一部委譲できる、新たなWebベースの管理機能などが追加されている。
ほぼ全文クラウドWatchさんの記事からの転載ですw
で、Webベースの管理機能、仮想スイッチ使いたいけれども、この中で無償版で使えるのはIntelliCache機能のみ。
このIntelliCache、FP1でないXenServerから有効化したり、インストール時に
「有効にしますか?後から有効にする事もできます」
と聞いてくるくせにどこから有効化するのかさっぱり。。
で、記録を残しておきます
ホストを一旦無効化
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xe host-disable host=HOSTNAME |
SR(Storage Repository)のUUIDとPBDのUUIDを調査
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localsr=`xe sr-list type=lvm host=HOSTNAME params=uuid --minimal` echo localsr=$localsr pbd=`xe pbd-list sr-uuid=$localsr params=uuid --minimal` echo pbd=$pbd |
PBD(physical Block Device)を一旦破棄
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xe pbd-unplug uuid=$pbd xe pbd-destroy uuid=$pbd xe sr-forget uuid=$localsr |
設定ファイル内を書き換え LVM -> EXT3
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sed -i "s/'lvm'/'ext'/" /etc/firstboot.d/data/default-storage.conf |
XenServerに再認識させる
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rm -f /etc/firstboot.d/state/10-prepare-storage rm -f /etc/firstboot.d/state/15-set-default-storage service firstboot start xe sr-list type=ext |
IntelliCacheを有効化する
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localsr=`xe sr-list type=ext host=HOSTNAME params=uuid --minimal` xe host-enable-local-storage-caching host=HOSTNAME sr-uuid=$localsr |
ホストを彩度有効化
1 |
xe host-enable host=HOSTNAME |
以上。ぶっちゃけ、XenApp使わないなら恩恵はないみたいです。