はじめましてASSYです。
毎日あついです。
こんなにあついと、チーズみたいにとけそうです。
あ、今夜はピザにしよう。
と言う訳で、ちょっと機会があったのでレポートをまとめたいと思います。
要件は
VMwareESXiとQNAPと呼ばれるストレージの連携に関してです。
利用環境
- ESXi Server : ML110 G7
- QNAP : TS-879 Pro
事前作業
- ESXi Server の install
- QNAPでのストレージプールの作成
ここ迄は終わっている想定です。
では行きましょう。
QNAPでのISCSIの構築
- QNAP NAS へログインして、「ストレージマネージャー」 を開きます。
- その中のサイドバーで 「iSCSI」 を開きます。
ここからiSCSIターゲットの作成をして行きましょう。
ウィザードを立ち上げて作業して行きます。
1. ジョブの作成
ここでは「LUNがマッピングされているiSCSI」をチェックして進みます。
それぞれターゲットとLUNは別々に設定する事もできるんですが、今回は一緒に作ります。
2. 新規iSCSIターゲットの作成

ここではターゲット名やエイリアスを自分の環境に合わせて設定して行きましょう。
3. CHAP認証設定

セキュリティ上では入れる事をお勧めします。
今回はそのまま進みます。
4. iSCSI LUNの作成

これも各々の環境に合わせてやって行きます。
この中でLUN配分ですが、
シンプロビジョンは確定した容量を即時に配分しておかず、この容量を利用するよ!って予約をしておく感じです。
ある程度容量は今後増えて行くから余裕をもっておきたい、けど今の容量は少ないんだよね、
って感じの時には有効だと思います。
この後確認のウィザードがでてきますが、とりあえずそのまま進めます。
5. ウィザード終了です。

ストレージマネージャで確認してみると

はい。
できてますね。
VMwareESXiでのQNAPへのISCSI接続
さて、ESXiの作業です。
vSphere Client からESXiホストにログインしましょう。
1. vSphere Client からのログイン

ここで
「構成」->「ハードウェア」->「ストレージアダプタ」と進みます。
2. 構成-ストレージアダプタ

この中のiSCSI Software Adapter ので認識をしているデバイスのプロパティを開きます。
3. iSCSI イニシエータのプロパティ

全般プロパティでソフトウェアイニシエーターのプロパティが「無効」になっているのでこれを有効にします。
構成のボタンを押します。
4. 全般プロパティ-構成

このステータス枠の「有効」をチェック入れます。
5. ターゲットの追加

動的検出のタブに入ります。
まずは何も入っていないので追加して行きましょう。
追加ボタンを押します。
6. ターゲット送信サーバの追加

対象のサーバーを追加しましょう。
特にいじってなければポートは3260のままでいいでしょう。
ちなみにQNAP側でCHAP認証を入れている場合はCHAPの設定もここからして行きましょう。
7. 検出完了
では、次にESXiのデータストアに登録しましょう。
「構成」->「ハードウェア」->「ストレージ」を開きます。
8. データストアの登録

ここでストレージの追加を行います。
9. ストレージの追加

ここではiSCSIを利用するので「ディスク/LUN」にチェック
10. ディスクの選択

ここには先ほど追加した、QNAPがでてくるのでこれを選択。
11. データストア名を入力

ここは各々の環境に合わせてデータストア名を入れましょう。
12. ファイルシステムのバージョン選択

ここはESXバージョンが古い物を利用する事を想定しないのでVMFS-5で進む。
13. ディスクレイアウト

そのまま進みます。
14. フォーマット

今回は最大容量でフォーマットします。
15. 終了です。

お疲れさまでした。
元の構成のストレージ画面に戻ると下のように認識している事がわかります。

作業のおわりに
ここ迄は単純に連携できましたよ。
と言う所。
ここから先は用途によりQNAP側もVM側も色々内容を変更しそれぞれの環境に合わせて設定して行く事になります。
が、まずは一旦接続できる所迄をやってみました。
この入り口にまずはたってみようと言う試みでした!
興味があれば是非トライしてみてください。
あと、ピザはやっぱりダイエッターなので麦飯食います。
enjoy!